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iPhone水没修理の難しさと修理の流れ | iPhone修理・ガラス交換ならリペア本舗

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iPhone修理コラム

2016年9月25日
iPhone水没修理の難しさと修理の流れ

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・水没復旧でき・・・た?

 

先日、水没復旧修理を承りました。

4日ほど前に水没させてしまったあと、電源が入っていたので使っていたら、とうとう動かなくなってしまったそうです。

 

当店での水没復旧修理は、完全に元通りにする事が目的ではなく、iTunesに接続してデータのバックアップが取れる状態にする事までが目的です。

 

iPhoneは一度、水没してしまうと、iPhone本体の基板にどんなダメージが残っているか、分かりません。そのiPhoneが使い続けられるに越した事はありませんが、いつ何時、また動かなくなってしまうか、分かりませんので、すぐにバックアップをして頂ければと思います。

 

さて、今回の水没修理です。

 

iPhoneを分解して、基板をクリーニング液で洗浄します。基盤はキレイなものでしたので、今回は復旧できそうな予感です。

 

基板の乾燥中に、他の部品を確認します。

画面は、OKです。バッテリーも、OKです。これはいける。

 

いよいよ、乾燥させた基板に、画面とバッテリーを取り付け、電源オン。無事に画面が光り、タッチもOKです。よしよし!

 

その他の部品も取り付けて、完全に元に組みなおして、再度、電源オン。Appleのマークが繰り返し表示される、リンゴループと呼ぶ現象が起こりました・・・・。

 

さて、原因の検証です。

画面とバッテリー以外の接続部分に、不具合の原因が隠れているはず。もう一度確認しますと、フロントカメラを基板に取り付けるコネクタ部分に、ほんの僅かなショートの跡がありました。

 

フロントカメラを取り付けると、リンゴループ。フロントカメラを取り付けなければ、問題ありません。新品のフロントカメラを取り付けると、やっぱりリンゴループ。これが原因でした。

 

お客様にご説明さしあげ、フロントカメラのケーブルを取り付けない事でご納得頂き、水没復旧完了となりましたが、不完全燃焼でした・・・。

 

iPhone7が防水になったと話題になっていますが、少しくらいの水には大丈夫、というくらいのものです。完全防水ではありません。そもそも精密機械ですので、無闇に水場にiPhoneを近づけないように、十分にご注意ください。